フルートのセッティング方法

メンテナンス講座をご希望される方へ定期的におこなっております。大切なフルートのことをもっと知って欲しいそんな気持ちで開催しています。

今回は

〜フルートのセッティング方法(組み立ての連結方法)について〜

フルートは3本に分かれ収納出来ます。コンパクトに持ち運びができることもフルートの魅力ですよね♩

・吹き口のついている 頭部管

・キーのついている長い胴体に当たる部分 胴部管

・1番短い 足部管

まず,全ての管に共通する注意点です。フルートを連結させるときにほこりを取り除かずに連結させていると管が抜けなくなってしまったり接続部分に傷が入ってしまいます。

また管同士を斜めに差し込まず,両方をまっすぐ差し込みすることを気をつけてください

頭部管と胴部管のセッティングについて

ここの抜き具合で音程(チューニング)が変化します。教本では2mm~6mmと書かれていることが多いです。気温や湿度が快適な室内であれば問題ないのですが、演奏する会場によってはこちらの目安で上手くいかない場合があります。寒い時期の野外、暖房の効きすぎた部屋、様々なケースが考えられます。初めてフルートを吹かれる方は,あまり神経質にならず5㎜くらいの抜き具合から初めても良いかもしれません。

もう一点ここで大切なことがあります。

それは,頭部管の角度です。歯並びや骨格が1人1人違うので正しい位置はこれです。とは言いきれません。頭部管だけでで安定して音が出せるようになってから,楽器を組み立て自分に合った角度を探していくことをオススメします。

自分に合った角度の探し方をご提案します。

まず,真ん中よりやや内向きにセッティングします。

徐々に0,1mm ずつくらい外向きにセッティングして自分にとって鳴らしやすい場所を探します。

よく鳴るポイントを探すとき

管に息を入れすぎないことです

一生懸命に音を出そうとするとどうしても管に息を入れ込んでしまいます。

フルートはリード楽器のように振動させるものがないので

息の向きをしっかり定めて出すことがとっても大切になります。

ポイントがわかれば少ない息でも安定した音が出すことが出来るようになりますよ♩

次に胴部管と足部管のセティングについて

この部分は抜かずにピッタリと差し込みます。基本 胴部管のキーの中心が足部管の支柱(キーを連結させている棒)が中心になるようセッティングします。

こちらも基本は決まっていますがご自分の使いやすい位置に多少動かしても問題ありません。

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