ビブラートについて

ビブラートがかけられるようになりたい。ビブラートの付け方を教えてくださいと良く部活指導をしていて聞かれることがあります。

実は,ビブラートの練習方法がちゃんと楽譜にされたものがあるんです!

ビブラートを練習する前にそもそもビブラートって何?

そんなお話からしていきたいと思います。バロック時代,演奏する時にビブラートをかけないノンビブラートで演奏することが主流でした。ノンビブラートで演奏する理由は今日はふれませんが,ビブラートをかけて演奏するのは,和音が複雑になってきたロマン派時代からと言われています。

大学時代に師事していた先生からビブラートは心臓の音だと言われました。心臓の音がずっと聞こえているのは病人のようです。自然にビブラートがかけられることとビブラートをコントロールできることがビブラートをマスターしていくためにとても大切なことだと思います。コントロールできるためには,まず真っ直ぐな音を出せるように練習していきます。そこからビブラートの波をつける練習をします。はじめは意識的にビブラートをつけます。繰り返すうちにすぐに自然に付けれるようになります。ビブラートをつけることよりもまっすぐ音を出す。この方が根気がいる練習です。。

フルート吹きならご存知のソノリテを使ってまっすぐ音を出す練習をまずはしていきましょうね☺︎

そして,技術を習得する時に大事なのはイメージです。ビブラートのバリエーションがたくさんあればあるほど表情豊かな演奏につながります。情熱的なビブラートや煌びやかなビブラート,弦楽器の演奏やオペラや歌曲をたくさん聴いて好きなビブラートを見つけることからはじめてみましょう!

私はオカリナで吹くときはノンビブラートで素朴に演奏する方がオカリナらしさが出て好きです☺︎

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